前回は Ubuntu に Baresip を入れてアカウント設定までしました。
通話をするためにはオーディオの入出力が出来なければなりません。私の Ubuntu 10.04 には ALSA オーディオドライバーが入っていますので、それを使用するようにします。
もう1点、動作確認していて気づきました。Baresip は ALSA をサポートしますが、ビルド時に ALSA のヘッダーファイル等が入っていないと ALSA 用のオーディオ ドライバー モジュールをビルドしてくれません。そこで libasound2-dev パッケージをインストールしてから、Baresip をビルドする必要がありました。
$ sudo apt-get install libasound2-dev
この後に、前回の手順で Baresip をビルドしてインストールしてください。
1. .baresip/config の修正
ホームディレクトリに移動して、.baresip/config ファイルを開き、ALSA オーディオ ドライバー モジュールを使用するように構成を変えます。
$ vi .baresip/config # Audio driver Modules #module oss.so module alsa.so #module portaudio.so #module gst.so
上記のように oss.so の行頭に # を挿入してコメントアウトして、alsa.so の行頭の # を取り除きます。 修正ができたら保存します。
2. alsamixer でオーディオの確認
使用するPCによってはマイク入力がミュートされている場合がありますので、alsamixer で確認しておきます。
$ alsamixer
「録音」が 0 になっていないことを確認してください。
3. 通話
これで通話ができる状態になりました。しかし、通話するには相手の電話機か、もしくはもう1台PCがなければなりません。
用意するのが面倒なので、Asterisk が持っている「エコーテスト」という機能で音声がとおるか確認しましょう。
ということで、次回へ続く。。
「BaresipをUbuntuで使用する(その2)」への1件の返信
[…] 前回は、Baresip のオーディオ関連の設定を行い、通話の準備ができました。今回は、Asterisk <-> Baresip 間の双方向コミュニケーションが動作するかを確認するために、エコーテスト(Echo […]