稽古日誌 (2015-02-18)

ピンアン初段のポイントは、上体の操作で立ち方が崩れず、体の開き、腰のきれを利用して受け流す練習をします。身体の方向を変えて蹴りを行う動作は方向転換、受けと蹴りを同時に行うため無駄な力が入り、バランスも崩れやすいので自然にできるように練習します。

今日の稽古内容

少年部・一般部

  • 移動基本
    • ピンアンの形(クラス別)
  • 組手
    • 上段に対しての受けと攻撃

いつも行っているその場基本の時間を移動基本に割り当てて反復練習。正しい姿勢で直線運動とスピード、身体で突く(重心の移動)こと。

一般部のみ

 

    • ナイハンチ
  • 組手
    • 基本組手5本目

ナイハンチ形で腰を落とし高さを一定に保って移動、身体の操作を行うように練習。基本組手5本目は小手返しを極める過程で捕った腕のあそびが生じないように体捌きを行う練習。

 

稽古日誌 (2015-02-15)

ピンアンの形で最初に練習するピンアン2段のポイントは、身体の中心を崩さないように、床に対して身体を垂直に保ち左右、前後、方向転換が行えるように、また後屈立ちから前屈立ち、四股立ちに変化して上下しないように重心移動を練習しつつ、うち落とし、順突き、下段払い、上段受け、貫手を正確に行えるよう練習します。

今日の稽古内容

少年部

  • 移動基本
    • ピンアンの形(クラス別)

昇級審査に向けて級別に分かれて練習。時間を有効に使う生徒は伸びが早いですね。ピンアンの形それぞれに修得すべき点があり、それをローテーションしながら指導しました。

一般部

  • 移動基本
    • ピンアン初段
    • ピンアン3段
    • ナイハンチ
  • 組手
    • 3本式約束組手(中段の3)
    • 基本組手5本目、6本目

対人練習は攻守間合いの取り方をしっかり意識して練習しましょう。ただ、約束しているとおりに回数こなすことのないように。上段に対して受けおよび体さばきを行うとき重心を落とし安定させ、次の攻撃に備えられるようにします。

稽古日誌 (2015-02-09)

仕事、家庭、勉強、趣味などやるべきことはたくさんあるけれど、時間が足りないと思うことありますね。小学校高学年だと学校、クラブ活動、塾など時間の一つのことだけではなく、すべてをやらなくてはいけません。きつければ時間を短くするとか回数を減らすとか、時間やりくりを学ぶこともこれからは大切ですね。

今日の稽古内容

少年部

  • その場基本
  • 移動基本
    • ピンアン初段

移動基本、形ともに体軸を意識して練習。体軸がなぜ大切なのか説明しました。ピンアン初段は5点ほどポイントを絞って重点的に練習。次回、その5点の動作で注意すべきことを説明してもらいます。

稽古日誌 (2015-02-08)

空手教室では学校、学年も違う生徒達が空手を通して知り合い、お互いに興味あることなどで意気投合し仲良くなる場でもあると思います。空手が得意な子、不得意だけで他の分野で長けている子、また人見知りでコミュニケーションが不得手な子など、休憩時間には子供たちの空手以外のいろんな側面をみることができます。私や保護者の方、空手教室の仲間とのコミュニケーションは、家庭、学校以外での社会性を身に付ける場としての役割もあるのかなと思います。

今日の稽古内容

少年部

  • その場基本
  • 移動基本
    • ピンアンの形(クラス別)
  • 組手
    • 3本式約束組手(上段の2)(緑帯以上)

基本、形でナイハンチ立ち、前屈立ち、後屈立ち、四股立ち、猫足立ちがしっかりできるように一人ひとり見直しながら練習しました。

一般部

  • その場基本
  • 移動基本
    • ピンアン3段、4段
    • ナイハンチ
  • 組手
    • 3本式約束組手(上段の3)

形は身体の中心が移動することを意識して練習しました。3本式約束組手の上段3の流し突きは基本組手7本目の第3挙動と同じ動作です。蹴りをよけて突きを入れると体が入らず、突きの伸びもなく弱くなります。腰のひねりによって体を開き、また重心があがらないように落とし、蹴りを受け流します。

 

稽古日誌 (2015-02-04)

ナイハンチという形は演武線が横一文字です。横への動きで身体が偏らず、常に中心軸を保って動くことで体軸を作り上げ、さらに左右、前方へ威力のある攻撃や受けを行えるように練習します。

たとえば、野球ならバットでボールを打つ瞬間に体軸がぶれたら飛距離はでません。

空手では突き、蹴り、受けの打突の瞬間に体軸がぶれると、自分に返ってくる反作用の力に負けてしまうと力が分散されて有効な攻撃、受けではなくなります。

そんなわけで、立ち方と姿勢を基本稽古の中でうるさく指導しています。

今日の稽古内容

少年部

  • その場基本
  • 移動基本
    • ピンアンの形(クラス別)
  • 組手
    • 上段突きに対しての受けと攻撃

今日は、年長の男の子の1名体験入門ありました。お兄ちゃんがすでに入門されていて色帯なので負けずにがんばって欲しいですね。なかなか筋がよかったですよ。:-)

一般部

 

  • その場基本
  • 移動基本
    • ピンアン3段
  • 組手
    • 3本式約束組手(上段の3)

ピンアン3段の後半から体を開き敵の突きを捌く腰の動作、これが流し突きにも応用できます。このコツを修得できるように練習を積みましょう。

 

 

稽古日誌 (2015-02-02)

もうかれこれ空手を30年以上続けています。仕事などで道場で稽古ができない日はもちろんありますが、やめようと思ったことはありません。いつもの稽古メニューの中でより上手くできるようにするにはどうすれば良いか自問自答し、応用方法などを探求、追究していけるかが大事です。

少年部の場合は昇級・昇段で帯色が変わることや、試合でより上位になれるように目標をもったり、憧れの選手を見つけたりするのも良いと思います。ただし、審査で落ちたり、試合で勝てなかったりしたときのフォローアップも大事です。そこは指導者として個々の達成可能な目標設定を考えていくことも大事だと思っています。

今日の稽古内容

少年部

  • その場基本
  • 移動基本
    • ピンアン初段

正しい姿勢で移動、突きが行えるように練習。形では特に後屈立ちでの移動、方向転換を練習。

稽古日誌 (2015-02-01)

稽古中に生徒に対して「ここが悪い、ここを直して」ということが多いです。「ここが良い」とはほとんどいうことがありません。長所はいわずとも伸びますが、短所は自分では気づかないものです。短所を長所に変えていくことが大切だと考えています。

今日の稽古内容

少年部

  • その場基本
  • 移動基本
    • ピンアン2段~5段(各自の練習形)

一般部

 

  • その場基本
  • 移動基本
    • ピンアン初段
    • ナイハンチ
  • 組手
    • 3本式約束組手(上段、中段、下段の1)
    • 基本組手5本目、6本目

少年部、一般部ともに基本稽古では「腰を入れて」突くということを練習。腰から上体を床と垂直に保ちつつ重心をさげて安定させ、肩を下げ、胸を張り上体に無駄な力を使わずに突き、移動する練習をしました。

 

稽古日誌 (2015-01-26)

和道流の動作の特徴は、重心移動と体捌きを活かした素早い動き、また正中線を保ち両足均等に体重を保ち静の状態から一気に動の状態へ切り替えます。

これを表すのに、「スー」と動いて「パッ」と受け、「サッ」と突く、というような表現をよく使うのですが、だいたいの人がどういう動作か理解できるのではないでしょうか?昔、漫画でゴルフのスウィングのときに「チャー、シュー、メン」なんてありました。その他にも身体感覚を表す言葉として、「シュッ」、「ビュン」、「クイッ」、「スパッ」、「フワ」なんてありますが、どんな状態なのか想像できますか? 🙂

今日の稽古内容

少年部

  • その場基本
  • 移動基本
    • ピンアン初段

移動基本、形を身体の中心を保って移動できるように練習しました。

稽古日誌 (2015-01-25)

武道には「見とり稽古」というのがあります。他の人の練習を見て動きを覚えたり、先生の説明に耳を傾けたりすることで自分がいざそれを練習するときの参考にします。

もちろん、どこまで見とれて修得できるかという点は個々の経験によってきますので、自分でやっているつもりでも上級者からみれば不自然な動きもあるので、そこを指摘してもらえることができれば上達が早いです。

当空手教室は、ひとりひとりにあった指導を心掛けていますので、ある級(または個人)を指導している間、他の級は見とり稽古になります。しっかり見て、どんなところが注意されているのか内容をよく聞く、自分が出来ているのか再確認し、そして分からない点や興味があった点を尋ねる。そういうことが出来る環境だと思います。

今日の稽古内容

少年部

  • その場基本
  • 移動基本
    • ピンアン2段
    • ピンアン初段
    • ピンアン3段
    • ピンアン5段

一般部

 

  • その場基本
    • ナイハンチ
  • 組手
    • 3本式約束組手(下・中・上)

稽古日誌 (2015-01-21)

この間、習い事の中で空手や水泳は上位なんてことを稽古日誌に書いたのですが、今日はある生徒が「空手はやりたいが、水泳はやめたい」なんてことを保護者の方をとおして聞きました。空手を教える方としてはうれしい限りですが、空手をならっても泳げるようにはならないので、空手で鍛えた体を活かしできれば続けなさいと、また空手だけではなく勉強もするように励ましました。 🙂

さて、ナイハンチ立ちはその場基本の時の立ち方で行いますが、形のナイハンチ、セイシャン、それから縦セイシャン立ちは組手の基本的な立ち方にもなります。その場基本でのナイハンチ立ちは、左右の足の位置は肩幅よりやや広目(目安として片膝をつき、もう片方の足との間に拳2つ分くらいの幅)で横一文字に立ちます。つま先を内側へしめ、膝を前方へ曲げつつ内股を締め、膝を外側へ開く。すると両足・脚の外側へ自然と力がはいります。重心は両足の真ん中、上体は足の構えの上にまっすぐ保ちます。「力を抜く」のではなくて、「自然と力が入る」という感覚がポイントです。

 

今日の稽古内容

少年部

  • その場基本
  • 組手
    • 連続前蹴り・回し蹴り
    • 刻み突き・逆突き
  • 移動基本
    • 順突き、逆突き
    • ピンアン初段
    • ピンアン2段
    • ピンアン3段
    • ピンアン5段

一般部

 

  • 移動基本
    • 順突き、逆突き
    • ピンアン3段
    • ピンアン5段
    • ナイハンチ
  • 組手
    • 3本式約束組手(上段の2、3)