稽古日誌 (2011-10-16)

高崎の和田橋からスズランに向かう道路沿いの街路樹のイチョウが黄葉して、落ちた実が独特の匂いをはなつ季節になりましたが、今日は気温も高く汗がにじみ出る一日でした。

日頃稽古しているピンアンの形について簡単に説明します。空手は唐手(とうでぃ)などと呼ばれていて、稽古方法は、公開されることなく行われていました。形の呼称は「~のバッサイ」・「~のクーシャンクー」などと指導者名前をつけて呼ばれていました。指導方法も一定ではなかったため、普及のため指導者育成・指導体系の確立のためにピンアンの形が創作されたと伝えられています。
ピンアンは初段から5段まであり、和道流では、ピンアン2段が比較的構成が容易なのでこの形を練習した後にピンアン初段を練習します。ピンアンの形はクーシャンクー、セイシャン、チントウ、バッサイなどに含まれている技から構成されていますので、普及形ではありあますが、護身に役立つ技が多く含まれています。

本日の稽古:
子供クラス、今日はみんな元気に練習ができました。休憩中に私がピンアン初段の練習を鏡の前でやっていたら、後ろにぴったりとついてマネしてました。「空手楽しくなってきたかい?」と聞くと「うん、楽しいよ」と答えてくれました。また、休憩時間にピンアン2段を弟に教えながら自主練をする子もいます。積極性を尊重して見守っていますが、わからない様子だったら少し教えるようにしています。
練習内容は、そのば基本、移動基本、ピンアン2段、ミット打ち、カウンターの練習を行いました。

大人クラス、移動基本での姿勢・運足・突きのタイミングが良くなってきました。回って上段受けや下段払いをした後、前屈立ちの前屈が少し足りないときがありますので、正しい前屈立ちになっているか確認してみてください。
ピンアン初段は、ピンアン2段に比べるとやはり難しい動作が多いと思います。特に第2・第5挙動の後屈立ちが崩れないように腰を捻っての打ちおろし、第6挙動から第7挙動の後方へ横蹴り、第8挙動から手刀受けを連続するところの運足と体捌きなどは、何回も繰り返し練習してゆきましょう。
護身術では、抜き手技(手首外し)3種類やりました、そのうち2種類はピンアン3段・4段に入っている技を応用しました。ピンアンの形が実用的なのがわかっていただけたかと思います。

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