今年はうるう年で1日おおいですが、はやいもので、もう2月も終わりですね。
群馬県では車が主な交通手段ということで、運転しながらラジオを聴く人の割合が多いそうです。私もラジオ放送が好きでよく聞いています。今日もカルチャーセンターへ稽古に行く途中にFM群馬を聞いていたら「講談」という話芸のある師匠がゲストで話をされていました。その方がおっしゃるには芸は「偉大な未完成」であるというのです。例えば、芸を続けていくと壁にぶつかります、それで、なんとか壁を乗りこえると、また別の壁がみえてくる。その繰り返しでいつまでたっても完成しないということで、「偉大な未完成」なのだそうです。
空手についても、大塚最高師範も同じようなことをおっしゃっていました。突きひとつやってみてもこれで本当に良いのだろうかという謙虚な姿勢で常に研鑽していくようにと。。
今日の稽古:
子供クラス、今日はピンアン初段の練習に大半の時間を割きました。順番はもちろんですが、立ち方、手刀受けの出し方と手の位置などの細かい点、それから緊張感になれるように一人ひとり演武しました。自信ない子は始めるときは不安か顔をしますが、「できないところは先生が手伝うからやってごらんと」と言うと、ちゃんと一人でできました。
大人クラス、このところ仕事などで稽古出てこれない人が多いので、久しぶりに来られた方もあって、ゆっくりやるように努めました。大人クラスの最近の稽古は脱力による基本動作と適切な立ち方の習得に重点をおいています。安定した立ち方には体の中心軸を意識して適切なスタンスで力の偏りがないようにします。