稽古日誌 (2011-10-23)

今日は、この時期恒例の高崎マーチングフェスティバルが開催されました。高崎の音楽ンター前から城南球場まで市内のスクールバンドなどがパレードを行います。空手教室と時間が重なって見れなかったのは残念でした。

本日の稽古内容:
子供クラス、このところ良い雰囲気になってきました。上級生の女の子が下の子が出来ないでいると教えてあげたり、私の休憩中の形の練習などはまねしてみたりしてます。今日は、ニーセーシーという形をやっていたら一緒に真似してやっていました。
稽古内容は、移動基本ひととおり、フットワーク、形、ミット打ち、肩たたきゲーム(肩を叩くのをよける反射の練習)です。

ある生徒さんをトイレに連れて行ってあげたのですが、「空手をなぜやるのかわからないんだぁ。」とぼそっと言ってましたので、「それはね、お父さん、お母さんが、○君が、つらいこととか嫌なことに負けない強くて、元気な子になって欲しいからじゃないかな。」と言っておきました。

また、フットワークの練習で教室の端から端まで競争されるのですが、一番遅かった人には罰ゲームとして形を一人でやってもらいました。この罰ゲームも生徒からのアイデアです。この罰ゲームを提案してくれた子は自ら一番遅れて、ピンアン2段を演武してくれました。他の子たちもちゃんと演武が終わるまで見て、終わったら拍手をしてましたよ。

大人クラス、大人クラスのみなさんは、形の中の細かい動きに疑問をもたれてどうするのか質問されてきます。大変良いことだと思います。私もできる限り答えてゆきますので、これからもわからない点や疑問があったらぜひ質問してください。
形は連続動作もありますが、それ以外はひとつひとつを正確にし、次の動作の準備動作が入らないように意識して練習しましょう。
約束組手は、間合い(相手との距離)と相手の攻撃のスピードが人によって違ってきます。150cmの人と180cmの人では当然間合いが違うはずですので、どのくらいの間合いであれば届くのか、どのくらいのタイミングで受ければ攻撃を受けずにすむかという感覚を掴んでください。

稽古日誌 (2011-10-16)

高崎の和田橋からスズランに向かう道路沿いの街路樹のイチョウが黄葉して、落ちた実が独特の匂いをはなつ季節になりましたが、今日は気温も高く汗がにじみ出る一日でした。

日頃稽古しているピンアンの形について簡単に説明します。空手は唐手(とうでぃ)などと呼ばれていて、稽古方法は、公開されることなく行われていました。形の呼称は「~のバッサイ」・「~のクーシャンクー」などと指導者名前をつけて呼ばれていました。指導方法も一定ではなかったため、普及のため指導者育成・指導体系の確立のためにピンアンの形が創作されたと伝えられています。
ピンアンは初段から5段まであり、和道流では、ピンアン2段が比較的構成が容易なのでこの形を練習した後にピンアン初段を練習します。ピンアンの形はクーシャンクー、セイシャン、チントウ、バッサイなどに含まれている技から構成されていますので、普及形ではありあますが、護身に役立つ技が多く含まれています。

本日の稽古:
子供クラス、今日はみんな元気に練習ができました。休憩中に私がピンアン初段の練習を鏡の前でやっていたら、後ろにぴったりとついてマネしてました。「空手楽しくなってきたかい?」と聞くと「うん、楽しいよ」と答えてくれました。また、休憩時間にピンアン2段を弟に教えながら自主練をする子もいます。積極性を尊重して見守っていますが、わからない様子だったら少し教えるようにしています。
練習内容は、そのば基本、移動基本、ピンアン2段、ミット打ち、カウンターの練習を行いました。

大人クラス、移動基本での姿勢・運足・突きのタイミングが良くなってきました。回って上段受けや下段払いをした後、前屈立ちの前屈が少し足りないときがありますので、正しい前屈立ちになっているか確認してみてください。
ピンアン初段は、ピンアン2段に比べるとやはり難しい動作が多いと思います。特に第2・第5挙動の後屈立ちが崩れないように腰を捻っての打ちおろし、第6挙動から第7挙動の後方へ横蹴り、第8挙動から手刀受けを連続するところの運足と体捌きなどは、何回も繰り返し練習してゆきましょう。
護身術では、抜き手技(手首外し)3種類やりました、そのうち2種類はピンアン3段・4段に入っている技を応用しました。ピンアンの形が実用的なのがわかっていただけたかと思います。

稽古日誌 (2011-10-09)

秋ですね。急な気温の変化のせいか、少し風邪ぎみの生徒さんいらっしゃいました。
こんな良い季節に体の具合がわるくなるのはもったいないですから、面倒でも手洗い・うがいをしっかりやって、空手の練習に励みましょう(?)

カルチャーセンターの空手教室がはじまって6ヶ月という節目を迎えました。今までの出席簿をながめていると欠席者の少ないことをあらためて気づきました。生徒さん・ご家族の方、大変ですが、今後とも頑張って行きましょう。

今日の稽古:
子供クラス、今日は練習風景の写真撮影がありました。かっこ良く撮れたか気になりますね。後で聞いたら動きが速くて撮るの難しかったとのことです。
このところ昇級審査の練習で子供たちが飽きてきた様子なので、移動稽古の後、久しぶりに遊び感覚のフットワークをやりました。(手首を捕まえられたら外して逃げる)そして、ピンアン2段とミット打ちを行いました。ちょっと面白いこと言っていた子がいました。空手の練習は「型にはまっていやなんだよ。」と、「嫌な事でもやらなければいけないこともあるよ。」と言うとしゅんとしてましたが、本当はやらなければいけないことだとわかっている様子でしたね。

大人クラス、ピンアン初段の練習にはいりました。ピンアン初段は第1挙動から第6挙動まで両手で別々の動きを同時にします、第7挙動で転体しての横蹴り、第8挙動から第10挙動の貫手まで後屈立ちで前進しながら手刀受けを行います。ピンアン2段に比べると難しと思います。今後しばらくは、ピンアン2段とピンアン初段を継続して練習してゆきます。

準備体操のストレッチをしながら、手の握り方、関節の極め方など工夫できますので、意識しながらすると良いですよ。

月例稽古 (10月)

本日(10/2)は、総本部道場の月例稽古でした。

道場がいっぱいになるほど参加者がいらっしゃいました。

内容は、基本組手1本目・2本目とそこからの腕捕り・衣くぐり・小手返し・奥襟締めなどの応用変化をご指導頂きました。今日一緒に練習した方は身長差があったので技を極めに少し工夫が必要でした。

また、一つの攻撃に対していくつの受け方ができるか?目的を達成するのに何通りもやりかたを知っているかで、初心者と高段者の差が出てくる。あらゆる場面に応じた変化が出来るように稽古することと、最高師範よりご指導頂きました。

稽古日誌 (2011-10-02)

もう10月ですね。空手教室に入ってくる日差しがだいぶ奥まで差し込むようになりました。

運動会もあちらこちらで開催されているようです。運動会に空手の練習に大変かとおもいますががんばって下さい。。先日、私の一番下の子がかよっている保育園の運動会でした。年少クラスなので、かけっこも競争心もまだなくて、まわりの様子をみながら走ってました。年中・年長クラスになると運動神経が良いですね、跳び箱や障害物を乗り越えての競争はなかなかでした。また、おどろいたのは楽器を演奏しながら行進するマーチングです。年中・年長さんになるとこんなすごいことが出来るんだと感心しました。

空手の習熟度は昇級審査の内容ができるかというのがひとつの尺度となります。まだ、1期生なので、白帯しかいなく想像できていないようですが、紫・緑・茶帯など級が上がって帯びの色が変わりはじめると、自分もそうなりたいという動機が出てきて、ますますやる気がおきるかもしれませんね。

今日の稽古:
子供クラス、きょうも昇級審査メニューをこなしました。移動稽古はまずまずの出来。ピンアン2段ももうちょっと練習する必要がありますね。
今日は、嬉しかったことが2つあります。ひとつは、体調がすぐれなかったけど、がんばって練習に参加しくれた子がいたこと、もう一つは、ご兄弟でお姉ちゃんが弟に教えながら自主的に休憩時間に練習していたこと。このような積極的な気持ちを育てていけるように努力します。

大人クラス、大人クラスは非常にモチベーションを高く持っている方ばかりだなと思います。週にもう1回練習をしたいとか、形の細かい体の使い方をどうやれば良いかを質問されたり、やっぱり休憩時間に不得手なところを反復練習していたり、週1回の1時間半を充実したものにしようと見受けられるます。
移動基本や形は正中線を意識して曲がったりぶれたりしないように練習しましょう。約束組手は自分の間合いをとって、正確に相手の急所を突けるように練習します。受ける方は、よけ過ぎず、近すぎず転位、そして転体して技が出せるように練習して行きましょう。

稽古日誌 (2011-09-25)

台風一過ですっかり秋っぽくなってきましたね。夜になると虫の音が聞こえてきます。

今日は、見学の方が多い一日でした。子供クラスはご兄弟で2組、大人クラスは子供クラスにお子さんをお連れになっていたお父さん。大学時代に所属していた空手部が和道系だったとのことです。ご家庭・子育てと自分の好きなことと両立は大変だと思いますが、ぜひご家族のご理解を得てご一緒に稽古できることを楽しみにしています。

今日も子供たちはいろいろ話ししてくれました。仮面ライダーフォーゼのスイッチや、マクドナルドのハッピーセットはなんだとか、etc. お子さんは、日頃、お父さん・お母さん、学校の先生と限られたなかで生活していますので、週1回でも空手などのサークル活動で、他の保育園、幼稚園、学校、大人と交流を持てるのは、つくづくいいことだなと思います。

今日の稽古:
子供クラスは、見学の方が多かったせいか、いつもはつまらなそうにやっている移動基本・形の練習もしっかり出来ました。「きょうは人がいっぱいみてる」と言っていたので、「じゃ、かっこいいところみせなきゃ」と言ったことが奏功したのでしょうか。
今日は、移動基本、形(ピンアン2段)、ミット打ちとカウンターの練習をしました。形の後、「次は何やるの?」となにかを期待しながら聞いてくるので、「次はこれ」とミットを出したら待ってましたとばかりに1列にならんで力いっぱい打ち込みが出来ました。

大人クラスは、
今日は、ピンアン2段の最後の四股立ちに変化して抜き手を入れるところだけを繰り返し、その場で足を入れ替えながら練習しました。最高師範の教えで「2畳の広さがあればクーシャンクーの練習ができる」というものがあります。それは、形を分解して練習すれば2畳あれば十分ということです。空手教室や体育館のように広い場所でなくても、家のちょっとした空間はあるでしょうから、後はモチベーションですね。毎日5分でも10分でも出来れば良いですが、仕事が終わって家に帰るとそれも大変なのはよく理解出来ます。私のおすすめは「ながら練習」です。例えば、お店に入るとき暖簾があればそれをぱっと内受けでかわすとか、人ごみをあるくときは体捌きの要領でよけるとか。。映画「Shall we dance」でも生活の中で工夫して練習してましたね。
今日は、移動基本、形(ピンアン2段・初段)、飛び込み突き、飛び込み流し突き、2本約束組手、3本式約束組手の上段1本目、護身術を行いました。

稽古日誌 (2011-09-18)

今日も残暑が厳しい一日でした。

空手は基本や形の繰り返しで身につけてゆきますが、難しく、子供にとっては退屈で、大人でも右と左と逆になったりとめちゃくちゃになります。「空手なんてつまらない」なんて弱音を吐くこともあるでしょう。それでも、練習に参加しているので、保護者の方々の励ましのおかげかと思います。大変だと思いますが、こういった壁を乗り越えて、みんなが成長してくのが楽しみです。

本日の稽古:
子供クラスは、昇級審査の内容をひととり通して行いました。最後に短い時間でしたがミット打ちを軽く行いました。やはり、昇級審査の稽古はちょっと退屈してしまうようで、ミット打ちは思い切り打ち込んでました。

大人クラスは、同じく昇級審査のメニューを行いました。加えて、飛び込み突き、飛び込み流し突き、2本約束組手・1本約束組手を行いました。昇級審査の内容は基本の繰り返しですが、きちんとした呼吸の仕方、正しい姿勢、力の入れ方と抜き方、足の運び、体重のかけ方などひとつひとつ良くなるように積み重ね稽古してゆきましょう。

稽古日誌 (2011-09-11)

最近、子供たちの話題が「仮面ライダー フォーゼ」なんです。放映が始まる前は「頭がとんがっててカッコ悪い」とかいろいろ言っていたのですが、すっかりはまってしまっているようです。休憩時間になるとフォーゼのあたらしいおもちゃをみせてくれますが、きちんと稽古の間はしまっておいて練習できてます。

空手でも他のスポーツでもよく気合いをいれろと声をだしながら稽古します。
カルチャーセンターは、他のクラスもあるので特に声を出すように言わなかったのですが、突きや蹴りの5回目や10回目、ピンアン2段の途中の2箇所に気合いを入れるようにしました。
ねらいは複式呼吸の感覚をつかみ息をコントロールすることです。例えば5回目で声をだすよというと4回目が終わった後、かならず息を吸います、そして5回目で吐くことになります。
いままで無声で呼吸をするようにしていたのが、声をだすことで、より意識することになります。また、護身の観点からも大きな声を出さなければならない状況(助けを呼ぶとか)があるかもしれません。
必要なときに腹から声が出せるように訓練してゆきます。

本日の稽古:
子供クラスは、昇級審査の内容をひととり通して行いました。

  • 順突き
  • 蹴って順突き
  • 逆突き
  • 蹴って逆突き
  • ピンアン2段

形以外はそれぞれ8回で、4回ごとに気合いをいれて行いました。初めは恥ずかしがって声が小さかったですが、教室に響き渡るくらいの大きな声が出せるようになりました。
その他、自由にフットワークを使って動きながら突きを打ち込む、打ち込み稽古も行いました。

大人クラスは、同じく昇級審査のメニューを行いました。加えて、飛び込み突き、飛び込み流し突き、1本約束組手・2本約束組手・護身術を行いました。
昇級審査のメニューは通しでやりますので疲れます。移動・突く/蹴るといった動作に呼吸・脱力・集中を意識してとりこんでゆけるようにしましょう。

稽古日誌 (2011-09-04)

今日は台風の影響で雨と風が強かったですね。私は稽古が始まる前に教室に入って少し体を動かしているのですが、今日は本当にだれか来るだろうかと思うくらいでした。稽古に参加された方はご苦労様でした。

空手や武道をやると健康になると言われるゆえんの一つある呼吸法について。
その場基本をゆっくりやったり、速くやったりするときに意識して取り入れています。
基本的な呼吸法は次の4種類だと思います。(組み合わせると増えます)

  1. ゆっくり吸って、ゆっくり吐く  「スー、ハー」
  2. 速く吸って、ゆっくり吐く  「スッ、ハー」
  3. 速く吸って、速く吐く  「スッ、ハッ」
  4. ゆっくり吸って、速く吐く  「スー、ハッ」

1と3は、その場基本でよく使っています。形の中には、ゆっくり動いて、パッと動いたり、もっと複雑な動きがでてきますが、呼吸とともに緩急をつけると息切れもしなく、技のキレもよくなります。形の動作や順番を覚えたらぜひ呼吸法もあわせて稽古してみてください。

今日の稽古は:
子供クラスは、移動基本・ピンアン2段を中心に反復練習しました。ピンアン2段の第18挙動から第21挙動はやはり難しいかった様子、「わからない」と困った顔をする子、「意味がわからない」など。。でもあきらめることなく最後までできました。まずは動作を正しく覚えてから形の解説をしてみたいと思います。

大人クラスは、移動基本・ピンアン2段(経験者はピンアン初段)、飛び込み突き、飛び込み流し突き、1本式、2本約束組手を行いました。その場突きは連続で80本くらい、それに続いて上段受け・外受け・内受け・下段払い・前蹴りと続いてそれぞれ20から30本くらい行いましたが息切れがそれほどなかった(?)と思います。上述の呼吸と脱力を意識して練習すると良いですよ。

稽古日誌 (2011-08-28)

また、1日遅れの投稿になってしまいました。このところ過ごしやすくなり空手の稽古もしやすくなりましたね。先日は、高崎市花火大会がありました。花火も例年とは違った種類のものがあったようです。暑かった夏もそろそろ終わりですね。

空手教室の見学に親子1組の方に来られたました。後からカルチャーンセンターの方に聞いたのですが、親子で一緒に空手をやりたいとのことでした。親子で同じことを一緒にやるというのは楽しみが共有できたり、あるいは、意外とライバルとして切磋琢磨できるかもしれませんね。お子さんが大きくなればなるほど。。。

稽古内容:
子供クラスは、準備体操の時間にちょっと仮面ライダーOOO(オーズ)の話をしたら、盛り上がってみんなでいっせいにしゃべりだしました。オーズは終わって新しい仮面ライダーの話題がつきませんでした。そのわりに苦手な上段受けをやっている最中は、しょぼんとしていますが。。。
先週に引き続いてピンアン2段の第17挙動までをやりました。最近、みんな形を一生懸命覚えようとしているのを感じます。特に基本形ですこし出遅れた子たち、ピンアン2段ではがんばっています。

大人クラスは、移動基本とピンアン2段を中心におこないました。ピンアン2段の第10挙動、第18挙動、第20挙動の転体が難しいのですが、決めた方向に自在に体の向きを変え、即攻防にうつる練習ですので、ぜひマスターしてください。
約束組手は2本式でやりまた。いままでは攻撃を1本に対して受けることをやってきました。2本攻撃があると、ついつい、次の攻撃を予測してしまい、1本目の受けがおろそかになります。そして、2本目の攻撃の受けは強引に受けて、体捌きができなくなってしまいます。何本攻撃がきても、受ける方は、1本式でやったように体捌と攻防を一致させるように練習してゆきましょう。この2本式の約束組手を和道流の基本組手につなげてゆきます。